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治療が困難ながんの代表格「すいがん」

男性の死亡数は胃がんに次ぐ第4位、女性では乳がんよりも多い第3位です。

予測がん死亡数(2023年)

また、診断後の生存率が極めて低く、がんの中でも特に治療が難しいといわれています。

診断例の5年相対生存率(2009-2011年/男女)

その理由は主に次のとおりです

  • おなかの奥に膵臓があるため画像による診断が難しい
  • 初期症状が現れにくく発見が遅れやすい
  • 他の臓器へがんが転移しやすい
  • 一般的な健康診断では膵がん検査が行われていない
そして、これまでの研究で、以下に該当する方は、

膵がんになるリスクが高い

ことが分かっています。
ご家族が膵がんを発症したことがある

ご家族が膵がんを
発症
したことがある

喫煙される方

喫煙される方

飲酒される方

飲酒される方

肥満の方

肥満の方

糖尿病や膵臓の病気がある方

糖尿病
膵臓の病気がある方

でもご安心ください

早期に見つけることができれば治る可能性が高い病気ですので、できるだけ早く発見して治療を始めることが大切です。
最近では、画像診断装置の性能の向上や新しい検査方法も登場しています。
今回ご紹介する膵がんメッセンジャーRNA血液検査もそのひとつです。

すいがんメッセンジャーRNA(mRNA)血液検査の特徴

日本で初めて

日本で初めて*1

従来の腫瘍マーカーとは異なる測定原理*2*3、体内で膵がんが生じた際に現れる特徴的な遺伝子発現のパターンを調べます。

カンタン検査

カンタン検査

採血だけの簡単な検査です。検査前の食事制限はありません。

優れた検査精度*4

膵がんの進行度(ステージ)にかかわらず、優れた検査精度を示します。

優れた検査精度

がんの進行度と検査精度(イメージ)

がんの進行度と検査精度

膵がんの診断サポートを目的として、膵がん患者特有の遺伝子発現パターンを検出する体外診断用医薬品を使用した、日本で初めての検査です。

Sakai, Y. et al. Development of novel diagnostic system for pancreatic cancer, including early stages, measuring mRNA of whole blood cells:Cancer Science 2019 ; 110(4):1364 -1388.

Honda, M. et al. Differential gene expression profiling in blood from patients with digestive system cancers:Biochem Biophys Res Commun 2010 ; 400(1) : 7-15.

(株)キュービクス社内資料(承認時評価資料)。

検査原理

がん細胞が膵臓に発生

がん細胞が膵臓に発生

免疫細胞が膵がんを認識

免疫細胞が膵がんを認識

膵がんに対して特徴的な複数のメッセンジャーRNAを免疫細胞が産生

膵がんに対して特徴的な複数の
メッセンジャーRNAを免疫細胞が生成

血液に含まれるこれらのメッセンジャーRNAをチェック

血液に含まれるこれらの
メッセンジャーRNAをチェック


よくあるご質問

Q.膵がんメッセンジャーRNA血液検査とはどのような検査ですか?

早期発見が難しいとされる膵がんの診断補助を目的としており、従来の腫瘍マーカーとは異なる測定原理で体内に膵がんが生じた際に現れる特徴的な遺伝子発現(メッセンジャーRNA)のパターンを調べます。事前の食事制限や準備が不要で、採血をするだけですのでお気軽に受けていただけます。

Q.初期の膵がんも見つけることができますか?

がんの進行度(ステージ)に関わらず良好な感度(がん患者をがんと判定できる割合)を有しています。

Q.健康診断を定期的に受けていますが、この検査も受けた方がよいのでしょうか?

一般的な健康診断では膵がんを対象とした検査は行われないことが多いため、特に喫煙・飲酒・肥満・糖尿病・慢性膵炎・血縁者に膵がんの人がいる等のような膵がんリスクが高い方は定期的に受けていただくことをおすすめします。

Q.膵がんについてもっと詳しく教えてください。

本サイトの記事や冊子「膵臓をよく知ろう」をご覧ください。

Q.この検査はどこで受けることができますか?

導入医療機関でお受けいただくことが可能です。詳しくは直接お問い合わせください。

Q.自宅で検査を受けることはできますか?

本検査の採血は法令で定められた医療行為であるため自宅で受けることはできません。

Q.検査前の食事に制限はありますか?

特に制限はございません。

Q.薬やサプリメントを飲んでいても検査を受けることができますか?

可能です。但し、免疫抑制剤、副腎皮質ホルモン剤、抗悪性腫瘍剤を服用、または投与されている場合、正しい検査結果が得られないことがあります。詳しくは医師にご相談ください。

Q.検査に年齢制限はありますか?

原則、20歳未満の方は検査対象外となります。

Q.陽性判定が出た場合はどうしたらよいですか?

精密検査について検討されることをおすすめいたします。検査を受けられた医療機関の医師にご相談ください。

Q.より詳しい別の検査を受けたい場合、どうすればよいですか?

この検査を受けられた医療機関にご相談ください。

Q.他の血液検査との違いは何でしょうか?

この検査は膵がんの診断補助を目的とした新しい検査で、進行度(ステージ)にかかわらず良好な感度(がん患者をがんと判定できる割合)を示すのが特徴です。

Q.マイクロアレイ血液検査との違いは何ですか?

基本的な検査原理は同じですが、次の点で異なります。①対象とするメッセンジャーRNAの種類や数が異なること、②膵がんに特化した検査であること、③測定方法が異なること。


この検査は保険診療の対象とはなっておりませんので自費診療となります。

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